ルックバック:アヌシー映画祭で上映 新カットも公開 藤野と京本の出会い

「ルックバック」の一場面(c)藤本タツキ/集英社(c) 2024「ルックバック」製作委員会
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「ルックバック」の一場面(c)藤本タツキ/集英社(c) 2024「ルックバック」製作委員会

 「チェンソーマン」などで知られる藤本タツキさんのマンガが原作の劇場版アニメ「ルックバック」が6月9~15日にフランスで開催される世界最大規模のアニメ映画祭・アヌシー国際アニメーション映画祭で上映されることが分かった。本年度から新設されるアヌシー・プレゼンツ部門で上映されることになった。世界のアニメ多様性と豊かさを紹介する非コンペ部門で、「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」なども上映予定。

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 同作の新たなカットも公開された。藤野と京本が「週刊少年ジャンプ」に応募した自分たちのマンガの受賞結果を確かめる様子、藤野と京本が初めて出会うシーン、2人が街に繰り出すシーン、ドアのすき間に入っていく四コママンガなどが描かれている。

 「ルックバック」は、集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で2021年7月に発表され、初日に250万以上の閲覧数を記録。「このマンガがすごい!2022」のオトコ編の1位に選ばれ、「マンガ大賞2022」にノミネートされたことも話題になった。マンガへのひたむきな思いが二人の少女をつなげるが、全てを打ち砕く出来事が起きる……というストーリー。学生新聞で4コママンガを連載している小学4年生の藤野は、クラスメートから絶賛されていたが、「不登校の同級生・京本の4コマを載せたい」と先生から告げられることになる。

 アニメは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「借りぐらしのアリエッティ」「風立ちぬ」などに主要スタッフとして携わってきた押山清高さんが監督を務め、脚本、キャラクターデザインも担当する。押山さんが代表を務めるスタジオドリアンがアニメを制作する。河合優実さんが藤野、吉田美月喜さんが京本をそれぞれ演じる。6月28日に公開。

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