第二次世界大戦を数学者の視点で描く三田紀房さんの人気マンガが原作の映画「アルキメデスの大戦」(2019年)が、12月3日午後7時からBS12 トゥエルビで放送される。12月に新設された「日曜シネマ劇場」の第1弾となる。
ウナギノボリ
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監督・脚本・VFXを、公開中の怪獣映画「ゴジラ-1.0(ゴジラマイナスワン)」の山崎貴監督が担当。主人公の天才数学者・櫂直を菅田将暉さんが演じ、舘ひろしさん、柄本佑さん、浜辺美波さん、笑福亭鶴瓶さん、國村隼さん、橋爪功さん、田中泯さんらが出演している。実力俳優が繰り広げるド迫力の演技バトルも大きな見どころだ。
1933(昭和8)年。欧米列強との対立を深め、軍拡路線を歩み始めた日本。海軍省は、世界最大の戦艦を建造する計画を秘密裏に進めていた。だが省内は決して一枚岩ではなく、この計画に反対する者も。「今後の海戦は航空機が主流」という自論を持つ海軍少将・山本五十六(舘さん)は、巨大戦艦の建造がいかに国家予算の無駄遣いか、独自に見積もりを算出して明白にしようと考えていた。
しかし戦艦に関する一切の情報は、建造推進派の者たちが秘匿している。必要なのは、軍部の息がかかっていない協力者。山本が目を付けたのは、100年に一人の天才と言われる元帝国大学の数学者・櫂直(菅田さん)。ところがこの櫂という男は、数学を偏愛し、大の軍隊嫌いという一筋縄ではいかない変わり者だった。頑なに協力を拒む櫂に、山本は衝撃の一言を叩きつける。「巨大戦艦を建造すれば、その力を過信した日本は、必ず戦争を始める」と……。この言葉に意を決した櫂は、帝国海軍という巨大な権力の中枢に、たったひとりで飛び込んでいく。
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